歯・口のケガ予防

マウスガードに関するQ&A

どんなマウスガードが良いのでしょうか
マウスガードには販売店で入手できる既製品と歯科医院でそれぞれ個人の歯型を取って作るものとがあります。既製品は熱で軟化し自分で口に合わせるものですが、口を開けるとすぐに落ちたり、咬み合わせが合わなく、フィットしたものにはなりません。それに対し、歯科医院で作るものは、自分の口にフィットし、咬み合わせも微調整してもらうことができるので、充分その機能を果たせるものとなります。
マウスガードでなぜ、首のけがや脳しんとうが防げるのでしょうか?
マウスガードを装着すると首の筋肉の活動が高まり、首のけがを防げる可能性が報告されています。また脳しんとうは頭に加わった力の大きさよりも、頭に加わった加速力、言い換えればいかに速く頭を揺さぶるかが原因と言われています。さらなる研究が必要ですが、マウスガードにより首の筋肉がしっかり働けば、頭を揺さぶる加速力に対抗でき、脳しんとう予防への効果が期待されています。
マウスガードを使っていれば、すべてのケガを防げるのでしょうか?
吸収できる衝撃の限界を越えた場合、マウスガードを装着していてもお口のけがは起こります。ただしそのケガの程度は、装着していなかった場合よりも小さくなると言えます。
マウスガードを口に入れて気持ち悪くありませんか。
マウスガードを入れる時間を少しずつ長くするとか、歯科医院での微調整により改善されます。
マウスガードはどのくらいで作り変える必要がありますか。
使い方にもよりますが、成人では1年くらいで表面が磨り減ってきて、新しく作り変える方がいいでしょう。ただし、成長期の子供の場合は、顎が大きくなったりして、マウスガードが合わなくなりますので、3ヵ月に1度くらいは調整したり新しいものと交換する場合もあります。